
知人が双子の男の子の孫ができたとすごく喜んでらっしゃいました。
と同時に、「双子の場合、初節句の5月人形って2つ必要なのかなぁ?住んでいるマンションもそんなに広くないしどうしたらいいんだろう?」と嬉しそうな表情で悩んでました。
そうかー!これは双子のご家庭にしたら悩みのタネなんだよなーと思った次第です。
今回は双子の男の子の5月人形は2つ必要なのかどうか?生活している場所によっては悩みのタネだし、考えれば次男の場合も同じ悩みになると思い記事をまとめてみました。
実際ご自身が双子であった、40歳代男性の方の体験を元に記事を作成してますので、双子の男の子の初節句で悩まれている方のご参考にしてください。
初節句双子男子の5月人形はそれぞれ必要なの?

結論から言ってしまえば、双子の男の子が生まれた場合、それぞれに5月人形は必要ないと思います。
私自身は男の双子として生まれ育ちましたし、両親はもちろん祖父母も長男・次男の同時誕生に大変喜んでおりました。
生まれ育った地域がどちらかというと昔からの風習が根強く残っている場所でしたし、要は後継ぎが生まれてきたことに対する喜びもあったようです。
ですから初節句用の5月人形は当然のように我が家にありました。
五段の立派な五月人形だったことを覚えていますが、さすがにいくら双子と言えどもそれぞれに準備するということはありませんでした。
ただ五月人形はさすがに一つだけでしたが、段飾りのわきに飾り付けてありましたが、それとは別に小さな子供が被ることのできる小さな兜はそれぞれ1こずつありました。
昔の写真を見てみると、五月人形をバックに、その前で私と弟が両親に支えられながら重たそうに兜をかぶって座って映っています。
それを見るだけで大変写真映えしますし、いかにも立派な初節句という感じがします。
最近ではそういった段飾りの五月人形というのはあまりそろえるご家庭はないかと思いますが、その代わりガラスケースに入った勇ましい男児の五月人形はよく見かけます。
この場合において双子それぞれに必要かとなった場合は、私としてはそれでも一つでよいのではないかと思います。
初節句ゆえにいろいろと祝う気持ちから何でもそろえなければならないのかとお思いかもしれませんが、正直双子である私としては一個で十分です。
第一双子で奪い合いの喧嘩などしたことないですし、大人になってこういった写真を見ると大変うれしいものです。
個数の多い少ないではなく、いかに自分たちの誕生を周囲が喜んでくれているのか、その愛情が子どもたちに伝わるのが一番なのではと思います。
初節句の5月人形!飾る場所がないので困る

誰しも五月人形をどこに収納するのかということは悩まれる方は多いと思います。
実際我が家はそうでした。
それらを人前に出すのは、一年の間でせいぜい数日から長くても一か月程度ではないでしょか?
我が家では、五月人形は四月後半の連休前から押し入れから引っ張り出し、そして五月の子どもの日が過ぎた数日後ぐらいに片づけていたと思います。
幼い頃は飾り付けを手伝うことが大好きでした。
まずは押し入れの中から五月人形の飾りが入った段ボールを出してきます。
そして新聞紙やビニールなどにくるまれた飾りを慎重に出します。
それと同時進行で父親は段飾りの骨組みを組みたて、そこに緑の段飾り用の布をかぶせピン止めして、そしてそれから人形などを飾り付け・・・・今考えれば細かい慎重な作業だったなぁと思います。
ここで今更ながら考えるのは、そもそも立派な5月人形を買えばその準備にまず大変な手間と時間がかかりますし、しかも収納には大変場所を取ります。
その時期以外はまず出すことはありませんので、押し入れの中ではスペースを取るただの大きな段ボールに過ぎません。
購入の際にはまず押し入れに収納スペースがあるのかどうか確認する、そしてその収納スペースに見合うサイズが販売されているのか確認するといったチェックが必要だと思います。
ちなみにその五月人形ですが、さすがに小学校高学年になるとわさわざ飾り付けすることもなく、一緒に購入した兜飾りを一個出すだけになりました。
どうやら五月人形も季節もそうですが、年齢にも関係してきます。
ある時期のものであるようですし、スペースの問題、管理の問題、そして金額の問題もあります。
今では五月人形のレンタルサービス等がありますので、そういうサービスをシーズンだけ利用するというのは私としては大変賢い利用方法ではないかと思います。
核家族化して若い人の生活空間の狭さを考えたら、これらからは購入するだけが全てではなくいろいろな選択肢が増え、いろいろな形の初節句のお祝いがあってもいいのではと思います。
初節句 次男の場合も5月人形が喜ばれるの?

上述のように私たち双子の初節句には立派な五段飾りの五月人形に加えて、それぞれに小さな兜飾りを買ってもらいました。
しかしその後弟が生まれた時には新たに購入するということはありませんでした。
それまで使っていた兜を使いまわしました。
そして五月人形も私たちの時ほどはいろいろと準備して飾り付ける期間が短かった気がします。
以前は四月後半の連休前から出していたのですが、このころになると五月のそれこそ子どもの日前日ぐらいにしか出さなかったような気がします。
正直言って五月人形が必ず必要なものだとは思いません。
こんな立派な五月人形を買ってくれた両親や祖父母には大変感謝しておりますが、そこまでしなくとも私は十分感謝しております。
それはわが子・わが孫を祝おうという気持ち自体がひしひしと伝わるからです。
昔の五月人形の前で撮った写真も飾りがあるから余計に絵映えしますが、それらが全てではありません。

実は我が家には息子がおりますが、こういった五月人形はありません。
私自身があまり買うことを妻にも勧めなかったからです。
それよりも家族みんなで心から祝うことを提案しました。
要は私たち夫婦と上の娘たちと一緒に初節句をプロデュースしたのです。
私は娘たちと一緒に柏餅を手作りし、妻は子どもの日のディナーをいろいろ作り、さらに娘たちと一緒にちょっと上等な紙を買ってきて息子がかぶれるほどの大きさの兜を折り紙で作りました。
そしてみんなで家族写真を撮りました。
もちろんその時の記憶は息子にはありませんが、子どもの日になるとこの時の思い出話を聞きたがり、その都度話してあげています。
ようはそういった記憶や思い出が一番大事なのではないでしょうか?五月人形は引っ張り出すのに苦労しますが、思い出話はすぐにでも頭の中から引っ張り出せます。
そういった話を語り継いでいくことが一番大事なのではないでしょうか?
さいごに
初節句のお祝いは、子供成長や厄除けを願う行事ですが、子どもたちの記憶の中で両親や祖父母から愛された記憶が残るようなお祝いをしてあげることが大切ですね。
子供の人数ほど5月人形を準備する必要もないと思いますので、両親や祖父母が十分話し合い、価格や慣習にこだわらずそのご家庭にあった一番いい方法をとるといいでしょう。